先月末、所用でサンパウロに4日ほど滞在した。
7月に友人宅やW杯巡りで、3週間ほどブラジルのいくつかの場所をぶらぶらしてポルトヴェーリョに戻ってきたとき、またしばらくこの街から出ることはないんだろうなあと漠然と思ったんだけど、実際ものの見事にこの3ヵ月あまり、ここポルトヴェーリョから一度たりとも離れることはなかったのだ。
久しぶりの遠出だったし、サンパウロにいる間は楽しくて気分転換にもなったのだけど、まず移動が夜便の上、接続悪くて乗り継ぎのブラジリアで何時間も待たなきゃいけなくて、しかも今夏時間でポルトヴェーリョとサンパウロは時差が微妙に2時間あって、それが行きと帰りで短期間の間に2度あったもんだから、睡眠のリズムとかぐちゃぐちゃになっちゃって、結局帰って1週間くらいはぼけーっとしてた気がする。夜便かつ時差をおしてわざわざサンパウロまで行くなら、せめて1週間くらいの滞在期間はほしいもんだよ。老体に応える(笑)
でも、一歩もこの街を出ることのなかったこの3ヵ月も、ようやく時差ボケ直って部屋片付けたり洗濯したり映画見たり野球したりサッカーしたり合気道したり(そして時々)仕事したりしてる今日この頃も、何かとても平凡なんだけど平穏で愛おしい日々なんだなあと思っちゃうよ。
ここでの生活が一生続くならそんな人生もありだな、なんてふと思ったりもするけど、現実にはそういうわけにいかず。ともすれば平凡と思っちゃう今の日々も、長い人生から見たらおそらくかけがえのなく特別な時間なのだ。
私は来年の6月に帰国することになってる。時が経って振り返れば、偉大なる平凡な日々として今の日々を思い返すのでしょう。
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