前回に続き、最近おもひでぽろぽろ状態である。
今回見つけたのはこれだ!!
FACCIA DI CANE
そう、WOWOWスーパーサッカーのエンディングテーマだったのである。
当時我が下宿には衛星放送なんてないので、週末部活終わりによく友人宅で見てたものだ。
この曲に合わせて、その週のセリエAのゴールシーンがダイジェストで映し出されるのだ。
毎度、スーパーなゴールの数々に心躍らせたね。
それらの映像とこの曲があまりにハマりすぎてたことに敬意を表し、普段レンタルで済ませてたCD、このときばかりは身銭切って買った記憶あるぞ。そうそうこのジャケットよ。意味も分からんままに、必死で歌詞をノートに書き写したものだ。
今や本田のいるミランも長友のいるインテルも、一昔前からは考えられないほど凋落しちゃってるが、私が中学高校の頃、ワールドサッカーの最高峰といえば、スペインのリーガでもイングランドのプレミアでもなく、イタリアのセリエAだったのである。
セリエAでは、1980年に長年制限されていた外国人プレーヤーの参入が復活。
82年には八百長による謹慎処分明けのパオロ・ロッシを擁し、イタリアはW杯を制した。
80年代前半、何と3年連続でセリエA得点王&バロンドールを獲得したユーベのプラティニ(現UEFA会長)。
次いで南部の弱小クラブ・ナポリに2度のスクデット(87年・90年)をもたらし史上最高の天才マラドーナ。
我らがブラジルのジーコやファルカン、カレカらの活躍も忘れてはなりませんね。
80年代末から90年代初頭にかけては、オランダトリオ(グーリット、ファン・バステン、ライカールト)のミラン、そしてドイツトリオ(マテウス、ブレーメ、クリンスマン)のインテルがリーグを席巻した。
私がこの番組を見ていたのは、こうした時代を経て、90年代の前半から半ばにかけてだ。
そりゃプラティニやマラドーナ、ファン・バステンら突出したスターに比べれば個々のスケールが小粒になった感は否めないものの、その分多くの個性的で魅惑的なプレーヤーが輝きを放ち、セリエAはまさに百花繚乱の時代を迎えていたのだ。
ファンタジスタの代名詞とも言えるR.バッジョを筆頭に、サヴィチェヴィッチ、ヴィアリ、シニョーリ、ゾラ、マンチーニ、そして怪物グーリットもまだまだ健在。この曲を聞くと、当時の興奮がありありと再現されるのであるよ。今は亡きジャンルカ・トト・富樫こと富樫洋一氏とか、懐かしすぎる。
と、引き続きネットでだらだらしてたら、こんな記事を発見。
【セリエA エンディング曲】 FACCIA DI CANE を聴いてみた!
いやー、同じ体験を共有し、同じこと思ってる人っているんだねーやっぱり。
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