広島にゆかりがある人であれば、この名前を耳にしたことはあるのではないだろうか。
長年広島を拠点に活動するラジオパーソナリティである。
その一文字さんが、先月コロナからの肺炎で亡くなられたという。
今も現役で活躍されていたらしいが、広島を離れて約四半世紀の私は、最近の活動は存じ上げない。
90年代、中学高校を広島で過ごした私にとって、一文字弥太郎といえば「びしびしばしばしらんらんラジオ」(通称びしばし)である。
当時下宿生で部屋にテレビのなかった私には、平日夜の2時間、びしばしを聞くことはルーティンであり、当たり前のようにそこにあるものであり、なかなか痛い感じの十代だった自分にとって数少ない悦楽の一つであった。
この報に触れて、特徴的なあの甲高い笑い声と、当時の自分にまつわる諸事がまざまざと蘇ってくるのである。
ご冥福をお祈りします。
この追悼文、とても良いです。登録したら全文読めた。
一文字弥太郎さんを悼む 愛された覆面トーク 下畠英治
そもそもこの訃報を教えてくれたのは前職時代に知り合った田村民子さん(「伝統芸能の道具ラボ」主宰)なのだけど、何と彼女は学生時代この番組で一文字さんのアシスタント的な立場として定期的に出演していたのである!数年前にびしばし話で盛り上がるまでそんなこととは露知らず。仕事で出会う前にラジオを通して声を聞いてたことになる。
世界は狭い。
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