身体知性 医師が見つけた身体と感情の深いつながり
合気道の尊敬すべき先輩・佐藤友亮さんの著書。年末年始に読んだ何冊かの本の中でも出色でした。
分析的アプローチと統合的アプローチ、近道思考と内的感情、非中枢的身体と自動化。
「メタ認知」は「離見の見」、「自他境界壁の低減化」は「敵を想定しない主客の融合」。
普段何となくぼんやり考えていたことが、豊富な事例と的確な表現で説明されていて、膝を打つことしきり。初めて医師の本領を見ました(笑)
-「『開かれた対話』に一番大切なことは?」「大騒ぎ!」
素晴らしい。
「複数の主体」の「複数の声」がポリフォニーを形成していることが、オープンダイアローグの要諦だそうだが、それは社会の関わりにとっても、そして一個の身体にとっても同様なのだ(と私は理解した)。
折に触れて読み返したいと思います。
【追記】
Facebookに流したところ、佐藤さんご本人から、文中で言及されているオープンダイアローグの映画を紹介してもらいました。YouTubeで見られるんだって!
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