第一報は前職の同僚Tからもたらされた。一緒にお会いしたことがあったのだ。
その後バタバタと周りのSNS界隈が騒がしくなり、ネットニュースでも多く報じられた。
キュレーターの山峰潤也さんが41歳で死去。今年初開催「東京お台場トリエンナーレ2025」のアーティスティック・ディレクターも務める
若すぎる、早すぎる。
「昨年末に急病で入院し、懸命に治療を続けて参りましたが、2025年1月9日に息を引き取りました」と。
一体なんだこれは。
こんなことが起こるのか。信じられない。
お会いしたのは確か2019年だったか2020年の初頭だったか、とにかくコロナ騒動以前で当然東京オリンピックが延期になるなんて想像すらできなかった頃。詳しくは覚えてないけど彼がオリンピック関連で何かのアートディレクションを任されているということで、その小規模なブレストの集まりに呼ばれたのである。
彼、当時まだ30代半ば。頭のキレる人やなあ、と思った。
以後、彼のメディアアートや現代アートの批評・実践を軸とする八面六臂の活躍ぶりには舌を巻いていたところだ。
そもそも、一般的にキュレーターやプロデューサーというのは裏方で地味な存在である。
その彼の死が多方面のメディアで取り上げられること自体、わずか十年そこそこの短い間に積み上げられた類いまれな業績の証左なのだと思う。
にしても41歳。まだ人生折り返し地点にすら来てないじゃないか。
本当に、もっとこれからの活躍を見たかった。一緒に何か仕掛けたかった。
ご冥福をお祈りします。
コメントを残す